新品ﾚｺｰﾄﾞ DINNER AT THE THOMPSONS – OFF THE GRID

ヒップホップ発、エレクトロ経由、至クラブジャズ。フランス発のデュオDINNER AT THE THOMPSON’Sが放つお洒落度満点な極上のクロスオーバー作品。2007年に1stアルバム「Lifetime On Planet Earth」をひっそりとリリースするも、ここ日本にはほとんどその情報すら入ってこなかったフランス発のこのデュオ。MPCとベースを操るトラックメイカーFabliveと、ジャズテイストなボーカルや魅惑的なポエトリーを操るLucille Teeによる2人編成のグループで、J DillaやDweleあたりのサウンドを受け継ぐファットなヒップホップ・ビートを基軸に、Dam-Funk調のエレクトロ・ブギーや、ドイツの名門Compostを想起させるクラブ・ジャズやブロークン・ビーツなど、まさにクロスオーバーなプロダクションが持ち味の2人。ハイライトとなるB-3では、The Brand New Heaviesバリの爽やか系UKソウル・ナンバー(なんとLee Fieldsとのデュエット!)を披露、また続くB-4では、Lucille Tee嬢がヘタウマなオールドスクール・ラップをスピットするなど、まさにジャンルレスで遊び心満載の15曲を収録。一方で真性ヒップホップ・ヘッズ向けにはC-4でGuilty Simpsonをフィーチャー、まさに抜け目なしの多角的クラブ・ミュージック・アルバムに仕上がっている。聴き手を選ばない秀逸なクロスオーバー作品。

A-01. Intro

A-02. How Can I

A-03. Spirulina Queen

A-04. Just A Dream

A-05. It All Began

B-01. Levitating

B-02. Rise Up

B-03. Different Beings feat Lee Fields

B-04. Whatever It Takes

C-01. I Can Do Anything

C-02. Running

C-03. Wester Spaghetti

C-04. Rice ‘N Beans feat Guilty Simpson

D-01. This Day We Call Hope

D-02. You Are Love

D-03. Last Day